第25期日本学術会議新規会員の任命拒否に対する緊急声明
この度、日本学術会議は各分野の学術的な評価をもとに第25期新規会員を推薦しました。
しかし、内閣総理大臣は、哲学・宗教研究者1名を含む人文社会科学系の研究者6名の任命を拒否し、その具体的な理由を説明しないという、極めて異例の対応をとりました。
このような事態は、「政府から独立して職務を行う」という同会議の役割を損ない、ひいては学問の自由・自律を脅かしかねません。
任命拒否の具体的な理由の開示と、日本学術会議の推薦に基づく6名の研究者の任命を、内閣総理大臣に対し強く要望します。
「宗教と社会」学会常任委員会は、日本宗教研究諸学会連合の声明文に賛同し、常任委員会名での連記を承認いたしました。
日本宗教研究諸学会連合(http://jfssr.jp/）